Olive Consort オリーブ・コンソート

Artists

Profile
リコーダー界のスーパースターだった故フランス・ブリュッヘンの愛弟子にして、リコーダー界の巨匠、ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェ。長年、古楽、現代音楽とそれぞれ別の道を歩んでいた両巨匠がおよそ四半世紀ぶりにブリュッヘンの葬儀で共演を果たし、2018年、二人の薫陶を受けたダニエレ・ブラジェッティ(イタリア)と田中せい子(日本)が加わって、世界屈指の四重奏団「オリーブ・コンソート(The Olive Consort)」を結成した。同年6月にミラノとアレッツォでハウヴェ氏自らが“究極”と呼ぶ「リコーダーによる作法の新旧〜究極のポリフォニー〜」のプログラムで結成コンサートを開催。CD収録も行うなど本格的に活動を開始。2019年12月に東京文化会館での日本初公演が決定した。

 

Member

・ケース・ブッケ Kees Boeke
1950年オランダ生まれ。ハーグ王立音楽院でリコーダーをフランス・ブリュッヘンに師事。卒業後すぐにアムステルダム・スウェーリンク音楽院で教鞭を取る。その後「クワドロ・オットテール」(1969年)を創設、またブリュッヘンやハウヴェと実験的アンサンブル「サワー・クリーム」(1971年)を結成、斬新な演奏は世界にリコーダー旋風を巻き起こした。現代を代表するリコーダー奏者であり、指導者でもある。

・ヴァルター・ファン・ハウヴェ Walter van Hauwe
1948年オランダ生まれ。ハーグ王立音楽院でブリュッヘンにリコーダーを学ぶ。ソリストとしてだけではなく「クワドロ・オットテール」、「サワー・クリーム」などのメンバーとしても活躍。活動は現代音楽にもおよび、多くの現代作曲家に働きかけリコーダー作品が生まれた。1971年よりアムステルダム音楽院で教鞭をとり、多数の世界的リコーダー奏者が師事。2016年にベリオのジェスティ作曲50周年のイベント「ジェスティから50年」をプロデュースし、大好評を博す。

・ダニエレ・ブラジェッティ Daniele Bragetti
ミラノ市立音楽院を1985年に卒業。その後イタリアでブッケに師事し、1986年スヴェーリンク音楽院に入学、1991年に同音楽院を卒業。ヨーロッパ、日本、南米でソリスト、アンサンブル奏者として活動、リモージュ・バロックアンサンブル等のメンバーとして演奏、録音を行う。ミラノ音楽院にて教鞭をとり、現在ジュネーヴ高等音楽院リコーダー科、ミラノ市立音楽院のリコーダー科教授を務める。

・田中せい子 Seiko Tanaka
上野学園中学、高校リコーダー科を経て、同大学器楽科を卒業。リコーダーを多田逸郎、山岡重治に師事。在学中にブッケのレッスンを受け1986年にスヴェーリンク音楽院に留学。ハウヴェに師事。1993年に同音楽院卒業。欧州及び日本で演奏活動、教育活動を活発に行っており、上野学園大学、ミラノ音楽院講師等を経て、現在は東京の“ストゥディオ・フォンテガーラ”主宰。ミラノと東京をベースに活動している。

 

Concert

東京文化会館 小ホールにて日本初公演開催決定! 
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2019年12月15(日)14:00〜  終了しました
■会場:東京文化会館 小ホール(台東区上野)
■主催:アマローネアーツ
■後援:オランダ王国大使館