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2018年11月

AmaroneArts
創立のご挨拶

この度、バロック音楽、特にリコーダー音楽を中心とする演奏会の企画、制作を行う音楽事務所「AmaroneArts」(アマローネアーツ)を設立いたしました。

リコーダーは60歳代以下のほとんどの方が小学校や中学校時代に一度は音楽の授業で吹いたことのある楽器です。しかし、プラスチック製の教育楽器のイメージが強く、また、学校の先生も必ずしもリコーダーの音楽芸術や演奏指導について十分な知識を持っているわけではありません。生まれて初めて手にした楽器がリコーダーという子供たちも大勢いるはずですが、その素晴らしさを知ることなく数年後には手放してしまうのはとても残念です。

しかし、ピアノやヴァイオリンやフルートと同じように世界には多くのリコーダーの名手がいます。日本にもリコーダーの達人と呼ばれる奏者が大勢います。一流奏者がひとたび、息を吹き込めば、生き生きとした音楽の感動と喜びが魔法のように生まれます。あのリコーダーが?と驚かれることでしょう。素朴で優しい音色で癒しを与えてくれる一方、超絶技巧の迫力で私たちを圧倒することもあります。ヴァイオリン協奏曲「四季」で有名な作曲家ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲はそんな曲の一つです。

おりしも近年、人生100年時代が叫ばれ、あらためてリコーダーを吹き始める中高年者が増えています。AmaroneArts は、世界や日本の一流奏者を招き、多くの音楽ファンの皆様にそんなリコーダー芸術の真髄をお楽しみいただきたい、との思いから設立致しました。

リコーダーは、歴史的にはルネッサンス、バロック時代に隆盛を誇りますが、その後、約150年の間、事実上消え去り、20世紀に再び不死鳥のように蘇りました。そして現代、国内外で新たな名手やユニットが次々と誕生し、素晴らしい現代曲も生まれています。古楽はいつも“新しく”、リコーダーもまた、新しい時代を生き抜いて行くことでしょう。何卒、皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

 

こどもの頃に吹いたあの懐かしいリコーダー、今どこにありますか?
再発見しませんか。リコーダー芸術の感動と可能性を!

AmaroneArts
代表 坂田誠一郎

アマローネアーツ音楽事務所