Drothee Oberlinger ドロテー・オーバーリンガー

Artists

Profile

1969年、ドイツ・アーヘン生まれ。ケルン大学で音楽、ドイツ語、文学、リコーダーを学ぶ。その後、アムステルダムとミラノに留学し、リコーダーの研鑽を積んだ。ギュンター・ヘラー、ワルター・ファン・ハウヴェ、ペドロ・メメルスドルフらに師事している。

現在、リコーダー奏者として人気、実力ともに世界屈指のヴィルトーゾであり、美貌の天才女流リコーダー奏者とも評されてきた。1997年に英国のSRPメック国際リコーダー・コンクールで優勝し、翌98年にロンドン・ウィグモアホールでデビュー。ヨーロッパ各地の著名音楽祭や演奏会シリーズの常連。高い芸術性と圧倒的なテクニックに裏打ちされた鮮やかな名人芸は他を寄せ付けない完璧とも言える音楽を形作っている。2004年からザルツブルグのモーツァルテウム大学で教鞭を執っており、現在、同大学古楽科部長を務める。

ソロ活動に加え、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、ロンドン・バロック、アカデミー・オブ・エンシェエント・ミュージック、ベルリン古楽アカデミーなどヨーロッパの名だたるバロック・オーケストラと共演を重ねる一方で、2002年には自らの合奏団「アンサンブル1700」を創設。

近年、その音楽活動の幅は広がり、2011年のザルツブルク音楽祭で指揮者デビュー。2016年には作曲家テレマンと関係が深いドイツの諸都市から「テレマン大使」に任命された。2018年7月にはドイツ、ルートヴィヒツブルク音楽祭の音楽監督として「アンサンブル1700」を率い、ヘンデルのオペラ「ルーチョ・シッラ」を指揮。2019年からはポツダム音楽祭の音楽監督に就任することが決まっている。

録音にも積極的で2001年以来、これまでにドイツ・ハルモニア・ムンディ、ソニー・ミュージックなどのレーベルから18枚のアルバムを発表しており、ドイツの権威あるエコー・クラシック賞、フランスのディアパソン・ドール賞を受賞している。

 

Concert

2020年2月を予定。(無伴奏またはチェンバロ伴奏)

ソリストとしてオーケストラとの共演も可能。